白く濡れた夏

8
▼ 動画詳細はこちら
海はセクシーブルー。欲望の海鳴りは轟き、濡れた素肌は波のような愛撫に昂まる。

木口冴子は四年もつき合っているカメラマンの久野という恋人がいた。彼には妻がいるが、ギラギラする生き方に魅かれていた。ある日、二人の乗った車が事故を起こしてしまった。冴子は妻のいる久野が自分と一緒ではまずいと思い、久野を帰して一人事故現場に残った。事故の件は冴子の父親・昇の力でなんとか示談に持ち込めそうだった。以来彼女は湘南の別荘に引きこもって生活を始める。そこで冴子は、毎日オートバイで別荘の前を走る伸次と知り合った。そして、夏に自分達で海の家を経営しようとする伸次を慕う桃子、ロク、リエの若者達とも親しくなる。事故の後も、冴子は久野と会っていたが、かつてのような魅力を感じられなくなっていた。事故の時に、久野が冴子を一人残して去って行ったことがどこかしらわだかまりとして心のどこかに残っていた。それとともに久野の仕事にも以前のような魅力を感じられなくなっていくのだった。桃子たちの海の家は着々と準備が進んでいた。伸次は冴子にオートバイの運転を教え始めてから、彼女に魅かれていった。それは桃子を傷つけた。数日後、久野に会った冴子は、彼の仕事にかつての熱気がなくなってしまったことを率直に伝える。この言葉にショックを受けた久野は、土地の若者に冴子と桃子襲わせ、その写真を撮ってしまう…。
■監督名:加藤彰